ひつじ年 ーにせ預言者ー

あけましておめでとうございます。
2015年は未年、ひつじといえば聖書のこんな一節を思い出します。

中身は貪欲な狼でありながら、ひつじの毛を被り、あなたたちのもとにやって来る偽預言者たちから身を守りなさい。(マタイ7・15)

イエスの時代、預言者とは「神の言葉を預かる人物」という意味で使われていました。
現代風にいえば「霊界からのメッセージを伝える人」ですね。
平たくいえば霊媒とかミディアムと呼ばれる人たちです。
偽預言者についてはこんな記述も…

多くの偽預言者が現れ、多くの人を誘惑するでしょう。そして非道徳がはびこり、多くの愛が冷めてしまうでしょう。しかし、最後まで耐え忍ぶものは救われるのです。(マタイ24・11-13)
ゆえにもし誰かがあなたに「キリストがここにいる」とか「あそこにキリストがいる」と言っても信じてはいけません。偽キリストや偽預言者が現れ、大きな奇蹟や驚くべきことを行なって、選ばれた者達をも誘惑しようとするでしょう。(マタイ24・23-24)

イエスの予言どおり、現在、霊媒/ミディアム/ヒーラー(スピリチュアルヒーラーも霊媒の一形態)と呼ばれる人間は世界中に大勢存在し、イエスの時代でいう奇蹟を行なっています。

信頼できる知人のある英国人ミディアムが、
「ミディアムと名乗っている人間の中で、本当に霊界とつながって仕事をしているのは10%しかいない。残りの90%は本人もよくわからないまま霊界につながっているような勘違いをしているだけだ」と話していたことが印象に残っています。
ということは、霊媒とかミディアムと名乗っている人のうち10人中1人しか本物はいないということになります。

またシルバーバーチシリーズでおなじみの故近藤千雄先生は、生前「(動機の面で)95%の霊媒は偽物」と断じていらっしゃいました。
霊媒/ミディアム/ヒーラーと呼ばれる人物の使命は「真理普及のきっかけをつくる」ことであり、彼らは単なる「霊界の僕」に過ぎません。
ですから霊媒/ミディアム/ヒーラーの意識は常に善霊に向いてる必要があり、その内面も行動も善霊たちの徳性である奉仕と謙遜そして道徳性を具現化していなければなりません。
とても厳しい生き方を求められるのです。

それなのに現実はどうでしょうか?
「楽に儲けられそう」とか、「自分の能力を賞賛されたい」「有名になりたい」「人の上に立ちたい」という動機から霊媒を目指す人や、単なる好奇心あるいは現実世界からの逃避のためにスピリチュアルなものに関わっている人がかなりの数見受けられます。
近藤千雄先生が嘆かれたこともうなづけます。

本当に霊界と共に仕事をしている者が10%、その中で動機の面で本物は5%としたら、霊媒/ミディアム/ヒーラーと名乗っている人物の中で、本物は200人に1人しかいないことになりますね。
残念ではありますが、私から見るとこの数字は実感できるものです。
私にスピリチュアリズムの薫陶を授けてくださった山本貞彰氏は「霊的事象はまずは全て疑ってかかりなさい」と一番最初に教えておりました。
今、その言葉の重みをかみしめています。
自戒を込めて…

 

その責任を痛感している霊媒は、いつでも奪われる可能性のある自分のものではない能力については、自慢するのではなく、それによってどのような善を得ることができるのかを神に委ねます(Allan Kardec)。


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