儚い…

イタリア中部でマグネチュード6.2の大地震が発生し、多くの被害が出ている模様です。
あの周辺は昨年訪れたばかりですので、勝手に親近感を持っていて、様子が気になります。
被害に遭われた方のご冥福と、一日も早い復旧をお祈りしております。

日本では、そのイタリア地震の報道に隠れてしまっていますが、同じ日にミャンマー北部でマグネチュード6.4のこれまた大地震が発生しています。
人口密集地ではないので被害者の数はイタリアの比ではありませんが、現地の知人によると貴重な遺跡群にも被害が出ているとのことです。
ちょうど2週間ほど前にミャンマーを訪れ、バガン遺跡群に感動して帰ってきたばかりです。
その時に見た寺院も被害を受けたようで、美しかった姿が無惨にも崩壊している写真を見ました。

子供の頃、毎年夏になると遊びに行っていた陸前高田市の高田松原海岸は、5年前の大津波で跡形もなくなってしまったことは皆さんご存知かと思います。
数キロにわたる砂浜と松林の美しさは私の生存中に取り戻すことは物理的に不可能でしょう。

さらに2年前に初めて九州に旅行をした時の最初の訪問地、熊本城に南阿蘇村…、ここも今春の群発地震で大きな被害を受けていて、いまだに復旧の目処がたっていません。

思い出の地がこうも次々と地震で被害を受け、その在りし日の姿が変わってしまっているという現実を見ると、地球という生き物のとてつもない力、そして物事の儚さを感じずにいられません。
人間なんてちっぽけな存在なのに、自然や時間に抗って自分の存在を誇示しようともがいている様に見えてしまいます。

儚いという字はまさしく人の夢。
この人生は何度も繰り返す再生の旅のほんの一瞬立ち寄っただけで、あらゆるものは流転し儚い…。

と同時にこの時代に生まれてくるのも今回が最後ですので、この時代を楽しむ気持ちは大切だと思います。
しかしながら物理世界の限界をわきまえてそれに執着しないということは、もっと大切な事の様に思います。

実際に直接的な被害に遭われている方々にとっては、こんな感傷的な話は空想家の戯言に聞こえるかもしれませんが…、あえて。
各被災地の復興復旧をお祈りしております。

 

12.AUG.2016 スラマニ寺院@バガン
From 7day news journal
24.AUG.2016
by Myo Min Thu

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