家事と瞑想

脳科学分野の最近の研究では、認知症予防には家事をするのが良いとか…。

私も食事を作ったり後片付けをしたりすることがありますが、確かに食材を前にして献立を考える時には、想像力に創造力、それまでに食してきたものの記憶力、さらに段取りを組む企画力等など脳をフル動員しなければなりません。

食事後、食洗機に食器を入れる作業では、毎回違う食器の組み合わせを、ああでもないこうでもないと試行錯誤しながらうまく庫内に納めなければなりません。
まるで食事が終わるたびに3Dパズルを解いているようなものですから、空間認知力や思考力が磨かれるように思います。

家事にさび付いた脳の働きを活性化させる作用があるのは間違いないと思いますが、個人的には家事には心の沈静化作用もあるように思います。

私が゙そう思う一つの理由は掃除や庭の手入れをしているときの体験です。
私だけかもしれませんが掃除や庭の手入れをしている時は無心になれるように感じます。
また、嫌なことがスッーと落ち着いていく感覚を覚えたり、懸案事項の考えがまとまったり、時にはインスピレーションが湧いたりすることもあります。

脳科学で言うところのアルファ波が出ている状態なのでしょう。
アルファ波は、心が安静な状態や深い瞑想状態などの時に観測されるものです。

見方を変えると身体は掃除をしながら、心は瞑想をしていると言えそうです。
僧が修行の一環として寺院内外の掃除を徹底的にするのは、それが座禅に似た作用をもたらすことを先人達が知っていたからなのではないでしょうか。
飛躍しすぎかもしれませんが、家事は悟りへの道の一つなのかもしれませんね。


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