男と女

昨年末、久しぶりに来院された男性クライアント(C)さんとの会話。

C:「男性より、 女性のほうが情緒的な振幅が激しいのではないでしょうか?」

私:「私が今までに治療した感覚では、男女差は無いように思いますよ。」

C:「でも、楽しいとか、落ち込んでいるとか、怒っているとかは女性のほうが(外からみて)わかりやすいと思いますけど。」

私:「たぶんそれは、振幅そのものというよりも表現の仕方の男女差だと思いますよ。」

C:「……。そっか、そういえば男は内に籠めてしまう人が多いですね。見ててかわいそうになってしまうことがある…。」

生きている限り様々な出来事がありますから、誰しも情緒的、感情的な振幅はあるものです。
人によって振幅の揺れの大きな人もいればそうでない人もいますが、男女差では無いように思います。

実際、このクライアントさんの言うように「男は黙って…」みたいな価値観は洋の東西を問わず、この社会を覆っています。
現在の日本の中高年男性は、寡黙でいることや感情を表に出さないことを美徳として育ってきた世代と推察します。
最近の日本の自殺者統計を見ると、男性のほうが圧倒的に多いというのも、悩みやストレスを上手に表出できない性が原因の一端なのではないでしょうか。

私たちは慣習、風習、教育、宗教、報道等によって、ある行動パターンや思考パターンを知らず知らずのうちに身に着けてしまっています。
多くはこの世を生き抜くために大切で必要なことです。

しかし自国では常識でも、外国では無価値どころか非常識になってしまうものさえあります。
無批判に受け入れてきてしまった”常識”というものを疑ってみることは、自分自身を悩みという呪縛から解放するきっかけになることがあります。

振幅の大きさそのものについていえば、スピリチュアルヒーリングを重ね、霊的真理の学びが深まるにつれて、少しずつ落ち着いてくるようです。

自分を客観的に見つめる作業と、意識体(霊、魂)を活性化させることは心に平和を取り戻す両輪となるものでしょう。


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