神の御許(みもと)へ

(「生き抜く力」からつづく)

良心の体現者となることが、魂の旅路の目的です。
これまで見てきたとおり、良心とは自分とは違う完全な存在(=神)から流れてくる思念です。
つまり良心の体現者になるということは、神のような存在に近づいていくということでもあります。

「わたしのもとに来る(バガヴァッド・ギーター)」「これらの者に対する報奨は,主の御許にある(コーラン)」「神が人と共に住み、人は神の民となり、神自ら人と共に…(黙示録)」「この光が人をさとらせ、仏の国に生まれさせる(仏教聖典)」と、世界中の様々な聖典に記述がされているとおりです。

私たちは、時にはっきりと善悪がわかるものもありますが、ほとんどの悩み事については善悪の区別がつかないものばかりです。
まずは自分が持っているエゴを明らかにすること、そしてエゴという曇りガラスを少しずつクリアにしていくことです。

保存欲求、自己愛、そして執着が覆っているエゴを見ることは、自分の汚い部分を見ることでもあるので、初めはとても苦痛が伴います。
しかしこれに慣れてコツが掴めるようになると、曇りを拭き取る作業が段々に苦痛でなくなっていくものです。

曇りが薄くなってくると、初めは囁くようでか細かった声、愛と叡智に溢れ善を行うように働きかけてくる良心の声が、やがてはっきりと聞き取れるようになることでしょう。

同時に知力を高める努力も必要です。
知力を高めることで理性が磨かれ、結果良心から働きかけてくる善を認識できることにつながるからです。
善悪の判断に迷うことも少なくなっていくことでしょう。

こういった地道な努力の積み重ねをもって、自分の中から、憎しみ、偏見、悪といったものが少しずつ取り除かれていきます。
そしてそれと入れ替わるかのように、少しずつ内的な充足感、幸福感といったものが増していくのです。

こうしていつの日にか神の御許へ…


これまで8回にわたって、霊的真理のごく初歩的なエッセンスを述べてまいりました。
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