UK2015④

四日目、ローマ最終日、夕方にはロンドンへのフライトです。
朝食後早々に身支度を済ませ、ホテルをチェックアウトすると同時に荷物を預かってもらい、ローマ市内へと出かけます。
出発までの時間は、一昨日に見られなかった所を観光しようと決めていました。

まずはバチカンのサン・ピエトロ大聖堂へ。

一昨日は入場待ちの行列がとても長くて諦めましたが、今日は午前中の早い時間ということもあってか、団体客の姿もなく10分ほどで中に入ることができました。

 

ここはローマカトリックの大本山ですので、その内部の絢爛たるや流石としか言いようがありません。
中にある博物館、ミケランジェロのピエタ像、そして数々のベルニーニの作品を満喫して、ここを後にします。

次にローマ到着の夜にホテルの女性から教えてもらった、ローマ市内が一望できるというボルゲーゼ公園へ。

 

ポポロ広場から人の流れを離れて急な坂道(というより半分登山!)を登っていくと、確かに素晴らしい景色が拡がっています。

 

スペイン広場までの道中、ショッピングにはあまり興味がない私にとって、繁華街を離れ、のんびりと景色を堪能することができるこの道は、私にはとても合っていました。
ここは私が持っていたガイドブックには載っていませんでしたので、ホテルの彼女には感謝感謝です。

カフェグレコにて

スペイン階段、トレビの泉など有名どころを見て回ると時刻は正午過ぎ。

に戻って荷物をピックアップ、テルミニ駅に向かいます。

 

ローマ市内を離れ際にちょっとした事件が…
フェウミチーノ空港へ向かうレオナルドエクスプレスに乗り込む時、係員らしい二人が一緒に乗り込んできて「チケットを確認させろ」と片言の英語で話しかけてきます。
怪しいと思った私は無視してましたが、同じ車両に乗り込んだアジア人カップルに付きまといチケットを指差しては、○○ユーロ足りないと言ってお金を請求しているようでした。
そのカップルがお金を出そうとしたちょうどその時、別の係員が来てその二人を車両から追い払っていました。

その二人はどうやらなりすまし詐欺師のようでしたので、一歩誤れば私も危ない所でした。
それにしてもその偽物係員の服装は、正規の係員のものと瓜二つ…、いったいどこで手に入れるのでしょう?
皆様も海外旅行では十分にお気をつけください。

サン・ピエトロ大聖堂

アリタリヤ航空で無事ロンドンへ到着。

ヒースロー空港の入国審査は相変わらず長蛇の列…、毎度軽く30分は待たされます。
滞在日数、滞在先、入国の目的、ついでに軽い世間話…、さすが英国人、相変わらずキッチリしています。
イタリアの入国審査は「チャオ!」だけだったのに…、お国柄があらわれますね〜。

ヒースロー空港にほど近い常宿にしているホテルにチェックインし、明日からの研修に備えます。

UK2015③

三日目。
今日は聖フランチェスコが活躍したアッシジに向かいます。

朝早くローマのテルミニ駅を出て、片道2時間強の電車の旅です。
初日に乗り間違いの失態をしているので、同じ轍を踏まないように電光掲示板で何度も行き先と停車駅を確認してから乗り込みます。
30分ほど走ると都市の雰囲気は薄れ、田舎町や畑、放牧地等のどかな景色が広がります。

そのうち遠くに見えていた山々が近くに迫ってきて、何本か長いトンネルを抜けるとウンブリア州に入り、アッシジが近づいてきます。

アッシジ駅で降り、ここからは路線バスに乗り換えて聖フランチェスコが生まれ育った旧市街へと向かいます。

P.Za Matteotti Assisi でバスを降り聖ルフィーノ大聖堂を見学、高台にある要塞ロッカマジョーレからアッシジ旧市街を一望し、聖キアラ教会、聖フランチェスコ聖堂というコースで巡ります。

スパジオ山の中腹標高500メートルにあるアッシジ旧市街は、街全体が坂になっていますので、このコースで巡れば始めのロッカマジョーレにさえ頑張って登れば、あとはずっと下りになるので楽チンです。

 

教会のそれぞれに見所がありますが、清貧を旨として一切の所有を認めなかった聖フランチェスコにはあまり似つかわしくない豪華な建物には少々違和感を禁じ得ませんでした。しかしこれらも彼の残した偉大な功績を伝承しようとした弟子たちの凄まじい努力の結晶だと考えると、それはそれで評価しなければと思います。

アッシジにはアッシジ時間が流れているといいますが、のんびりとしたこの街の雰囲気は聖フランチェスコの生き方や彼が残した詩に思いを寄せる心の余裕を取り戻させてくれます。

 

今回は残念ながら聖フランチェスコが活動の拠点としていたカルチェリの庵やサンダミアーノ修道院へは寄れませんでしたが、また時間を作って今度はそちらをメインに再訪したいと思いました。
聖フランチェスコが生きた時代の雰囲気を色濃く残しているのはおそらくそちらでしょうから …

ローマへの帰りの電車を待つ時間、アッシジ駅近くのサンタマリア・デリアンジェリ教会に立ち寄ります。

ここは聖フランチェスコ最後の地で、礼拝堂には彼が生前身につけていた腰紐が祀られています。
聖フランチェスコが生きていた証を間近にし、彼の生き様に再び思いを馳せるのでした。

UK2015②

二日目。
明日のアッシジ行きに備え、時差調整を兼ねて今日はかるーくローマ市内観光をすることに。
ローマに来た目的はほぼ一つといっても過言ではありません。

バチカンにあるラファエロのフレスコ画をこの目で鑑賞すること…、とミケランジェロを筆頭にした名だたる芸術家の作品を生で鑑賞することです。
バチカンは午後一の入場予約をしておいたので、午前中はコロッセオ周辺を散策しに出かけます。

コロッセオ周辺は定番の観光スポットではありますが、その中でも団体客が少なめの古代ローマの都心であったフォロロマーナを歩いていた時のこと…、ふとマグダラのマリヤも遥かイスラエルからこの地にやってきてこの道を歩いていたのではないかという直感が沸き起こりました。

伝説の域を出てはいませんが、イエスの磔刑の後、マグダラのマリヤはこの虐殺をはるばるローマまで上訴しに行き、その後の第1次ユダヤ戦争の遠因になったという話があります。

 

当時は女性が旅をするだけでも大変な事であったろうに…、とマリヤの苦労や気持ちに思いを馳せると、彼女の勇敢さや志といったものにとても感化されます。

最もよくイエスの教えを理解し、実践し、勇気を持って行動し、そして愛にあふれる人物であったマグダラのマリヤは、私にとって良いお手本です。
まさかローマに来てマグダラのマリヤへの思いで胸がいっぱいになるとは全く想像していませんでした。

午後は念願のバチカン博物館へ。
数年越しで夢見ていた作品群を目前にして、ただただ感動するばかりでした…