山に咲く桜

山に咲く桜は少し地味

吉野の桜や千鳥ヶ淵の桜のように多くの人の目に触れることもない

しかしその姿は生命の輝きに満ち

たくさんの役立ちを果たしている

 

春には花を開いて、鳥の恋を演出し、虫たちには甘い蜜を与える

初夏には実をなし、腹を空かせた動物たちを満たす

暑い夏には枝一杯に葉を広げ、通りがかる人を日差しから守る

秋には色づき、山の紅葉の助けとなる

冬には、再び巡りくる役立ちのためにじっと寒さを耐え忍ぶ

 

たとえ寿命が尽きたとしても

その身は薪となって温もりや芳醇な香りを作り出し

その切り株は人々や動物たちの休息の場となる

 

でも山の桜は何も言わない

自慢もしなけりゃ文句も言わない

ただ己が生命を淡々と全うしているだけ

それなのになんという大きな役立ちを果たしていることだろう

 

あなたはあなたのままでいるだけで

生き様の手本を見せてくれている

あぁ、あなたに少しでも近づきたい…

みんなが役立っている

人は役立ちのために生まれてきます。
全てとは言いませんが、ほとんどの意識体はまず親の役に立つことを願いとして生まれてきます。
親を笑顔にしたい、親を幸せにしたい、親が生きるモチベーションになりたい…等々。

大人になっても、何かの、誰かの役に立ちたいという願望は潜在意識の中に刻まれています。
ですから自分で意識するしないに関わらず、自分が役に立っていないという感覚は、やがて人生の喪失感や虚無感となって現れてきて、心身の不調に結びついていくものです。

とりわけ自身の霊性に気付いた方は、この「役立ち」を強く意識し始めるものですので、自分で何かできることは無いだろうか、人生の目的を達成するために何をしたら良いのだろうか、自分にはきっと天命があるずだなどと考え始めます。
考え始めること自体は悪いことではないのですが、困ったことに多くの方がその役立ちの場を「現在生活している本拠地の外」に求めがちになってしまうことです。
結果、地に足が着いていない思考に陥ってしまって、自分は何の役にも立っていないと、間違った意識で自分を責め続けてしまう方を何人も目にしてきました。

社会生活を普通に営んでいる限り、今現在でも皆さんは家族や同僚、地域や社会のために役立っています。
家族の世話、友人や同僚の話し相手、家の前の掃除、納税…、こんなごく普通の日常でも立派に何かの役に立っているのに。
冷静に自分自身の生活を振り返ってみれば、役立ちにあふれていることを再確認できることでしょう。

役立っている感覚は、日常に喜びと感謝をもたらしてくれるものです。

癌とスピリットヒーリング

「風邪を治すことも癌も治すことも、神にとっては同じように容易いこと」と言われるように、病気に大小優劣はありません。

とはいえ、現代医学で治りにくいとされる疾病は、三次元に生きる我々にとっては大きな試練となって立ちはだかります。

現代医学では治しにくく、また多数の方々が罹患している疾患の一つは癌といって間違いないでしょう。

家族、友人、親戚、あるいはご本人が癌で悩まれている時に、はたしてスピリットヒーリングは効果があるのかどうかということは、この記事を読まれているほとんどの方が考えられたことだと思います。

これまで、来院、出張、遠隔と、色々な形で癌患者の方と向き合ってまいりました。

それらの経験から、癌とスピリットヒーリングについて、その傾向をご紹介させていただきたいと思います。

まず、良性腫瘍であったり、癌が初期の場合は、スピリットヒーリングにより目覚ましい成果を得られることもあります。

開腹時に、手術前に撮影した映像と実物が違い、ドクターが慌てて縫合したという例もあるほどです。

しかし、癌がある程度進行してしまっている場合は西洋医学的治療と協調しながら進めていく覚悟が必要なようです。

手術を待っている間の病気の進行を少しでも遅らせたり、手術を軽く済ますことができたり、術後の回復が早かったり、痛みを緩和したり、気力を充実させたり、薬などの副作用を和らげたり…と色々な効果が得られるようです。

一方で、効果と呼べるかどうかはわかりませんが、ヒーリングによって患者様がつつがなく霊界に移行できるようにお手伝いをさせていただいた経験もあります。

さらに、現代医学的な治療とスピリットヒーリングを併せて用いることによって、余命1ヶ月と診断された方が結局1年命を繋ぎ止め、その間にご家族と親密で濃い時間を過ごしてから霊界に旅立たれたような例もあります。

ただし、今述べたことはあくまでも私の経験から述べさせていただいたことです。

霊界の采配、因果律は人知を超えておりますので、一人ひとりの患者様にどのような結果が訪れるかは予測できませんし、先入観を持ってはならないと思います。

私はただ霊界の道具となって、精一杯のことをさせていただくだけです。

ともし火

東日本大震災から1週間が経過しました。

私の故郷の町では、ライフラインは復旧したようですが、ガソリン不足のために移動や生活サービスの提供に影響が出ているとの事。
日常を取り戻すにはもう少し時間が必要のようです。

その故郷の町で、電気も水道も復旧していない震災2日後に、大手のコンビニやスーパーが閉店していた中、地元の小さな食品スーパーがすでに営業を始めていたそうです。
おそらく独自のルートで仕入れたであろう新鮮な野菜や米なども並べられ、そのお店で働くご婦人方はテキパキと明るく仕事をされていたとのことです。

その様子を目の当たりにしたある方は、「勇気をもらった…」「ひと時災害のことを忘れることができた…」ととても感謝していらっしゃいました。

スーパーの経営者や従業員の方も同じように被災され、個人的にはそれぞれ色々な思いがあったとは思います。
しかしそれらを乗り越えて、何とか地域の方のために役に立とうという心意気が伝わってくる話でした。

このご婦人方のように、困っている方の、あるいは大変なときにこそ、その方の心のともし火になれる存在になりたいと願っています。
マッチ売りの少女がマッチの火の中にひと時の幸せを見出したように…。

20歳のハローワーク その2

前回は求職している側の話題でしたが、今回はある企業で大卒の新卒者採用に関わっているクライアント様から伺った話です。

応募してきたある一人の女子学生に、一次面接で「尊敬する人は誰ですか?」という質問を投げかけたところ「祖父です。」という答えが返ってきたそうです。

その理由を尋ねたところ…、

ある日その女子学生は、「何のために生きているか」という質問をおじいさんにされたそうです。
ひとしきり考えた彼女は「うーん、人の役に立つためかな?」と答えたとのこと。
するとそのおじいさんは「修行のためだよ」と教えてくれ、さらにそれをきっかけとして人生の様々なことを話してくれたそうです。
彼女はおじいさんの人間性に感動し、それ以来尊敬するようになった。

とのお話でした。

スピリチュアリズムを勉強されてきたそのクライアントさんにとっては、絵に描いたような話であったそうですが、世の中にはこんな家族もいるんだなぁと感心されたそうです。

その女子学生の最終結果は知りませんが、もちろん一次面接は通過とのことです。

その家族の人間性の成熟度が窺われる話ですネ。
「人の役に立つ…」と答えた女子学生もすごいですが、「修行のため…」と教えたそのおじいさんも素晴らしい…。
子供は両親や家族を選んで生まれてくると言いますが、このおじいさんにしてこの子在りという感じです。

一人の学生の姿から垣間見える家族像も、採用の時の大切な要素のようです。